適材適所

WindowsやPowerShellやネットワーク、IBMなどのシステム系の話やポイ活など気になったことも載せているブログです。

【この機能は廃止されました】Google Chromeのパソコンのクリーンアップ機能の使い方と注意点について

2023年3月、この機能は「Google Chrome 111」のリリースに伴い、廃止されました。

この機能は廃止されました

forest.watch.impress.co.jp

廃止されましたが、以下備忘録として残しておきます

Google Chromeを使っていて、

「重い、変な広告が出るようになった!」

そういう症状が出るときはChromeに怪しいものが潜んでいるかも知れません。

そんなときはChromeに備わっている「パソコンのクリーンアップ」で怪しいものを検出することができます。

怪しいものとは、望ましくない広告や不正なプログラムなどです。

この記事ではChromeのパソコンのクリーンアップ機能の使い方について紹介します。

Google Chromeのパソコンのクリーンアップとは?

Google Chromeを使っていて、次のような事象が発生するようになってしまったときは何か怪しいものが(勝手に)インストールされている可能性があります。

  • ポップアップ広告や新しいタブがしつこく表示される
  • Chrome のホームページや検索エンジンが自分の許可なしにたびたび変更される
  • 望ましくない Chrome 拡張機能やツールバーを削除しても、また表示される
  • 心当たりのないページや広告が勝手に表示される
  • ウイルスやデバイスの感染に関する警告が表示される

それらを改善できる可能性があるのが、パソコンのクリーンアップ機能です。

パソコンのクリーンアップ機能までの到達方法

到達方法はブラウザのボタンをクリックしていく方法と、コマンドで一気に表示させる方法の2種類があります。

基本的な到達方法

Google Chromeを開いて次の通り進んでいきます。(画面はダークモードです)

コマンドでクリーンアップ機能へ一気に飛ぶ

アドレスバーに次のように入力することでもクリーンアップ機能へ一気に飛ぶことができます。

chrome://settings/cleanup

万が一検出されてしまったら・・・

クリーンアップ機能まで到達することができたら後は実行するだけです。

結果、何も発見されなければ、「有害なソフトウェアは見つかりませんでした」と表示されます。めでたしめでたし。

不運にも(発見できたという意味では逆に幸運?)、検出されてしまった場合は、画面の指示に従って怪しいものを削除してください。

【注意点】この機能だけではウィルス対策はできない

この機能だけではウィルス対策はできません。

必ずWindows Defenderをちゃんと設定したり市販のウィルス対策ソフトを入れてください。

もし、Chromeの挙動がおかしい状態で、無料のウィルス対策ソフトを勧める広告が出てきたら、それも怪しい可能性が高いので、安易に無料のウィルス対策ソフトは入れないようにしましょう。

【注意点】実行した結果「有害なソフトウェアの検索中にエラーが発生しました」というメッセージが表示されしまったら・・・

PCの環境によってはクリーンアップ処理で10分くらい待たされた挙句、

「有害なソフトウェアの検索中にエラーが発生しました」

のメッセージが・・・

なんだって!?もしかしてChromeすらも乗っ取られてしまったのか!?

いえいえ、そんなことはありません。

【結論】管理者権限を持ったユーザーで実行してください。

このメッセージが出るときは、ログオンしているユーザーに管理者権限がないと思われます。

管理者権限のあるユーザーで再度ログオンして処理を実行してください。

「会社のパソコンだから管理者権限なんて知らないよぉ・・・」

そんなときは、しかるべき人(システム管理者)に相談してみてください。

PCが変な動作している、と聞かされたシステム管理者は、冷や汗をかきながら対処してくれるはずです。

怪しいものを侵入させないために

インターネットは便利な反面、不特定多数の人が様々な意図を持って何かをしようとしていることも事実です。

そういった意識のもと、インターネットにアクセスする際は、怪しいものを侵入させないように、

  • 怪しいサイトに行かない
  • むやみにアドオンを入れない
  • 通知の許可を求められた場合は安易に許可しない
  • 妙なポップアップはクリックしない

という点をしっかり意識しましょう。

特に昨今は、あの手この手でポップアップを表示してクリックさせようとするサイトが増えています。

また、世界情勢の不安定化により、一時よりも悪意のあるサイトやユーザーが増えてくる可能性が高まっています。

インターネットは善意だけで成り立っているわけではないという点をしっかり肝に銘じておきましょう。

終わりに

Chromeの動きがちょっとでも変だな?と思ったら、実行してみるといいかと思います。

また、Googleでは、「不正なソフトウェアを見つける 3 つのヒント(Three tips for spotting malware)」という動画をアップしています(英語ですが・・・)。

https://youtu.be/nvIXGeB1WgE

望ましくない広告、ポップアップ、不正なソフトウェアを削除する - パソコン - Google Chrome ヘルプ

不正なソフトウェアを見つけるためのヒントがわかりやすく紹介されていますので、こちらの動画もぜひチェックしてみてください。

パソコンのクリーンアップ機能を使って怪しいものは遠ざけつつ、快適なChromeライフをお楽しみください!

というわけで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。