使い捨てでいいじゃん
世の中には色々なシステムが溢れていますけど、実は、「システムを入れるほど大掛かりなものではないけど、なんとかしたい」くらいのちょっとした作業も同じく溢れているような気がします。
特にオフィスでは、雑多なPC作業を力技でこなしている人を良く見かけます。
毎日のルーティンとなっている作業に対して、特に疑問を持つことなく、機械的にPC作業をしていたり、前任から引き継いだ手順をとりあえず踏襲していたり・・・。
「その作業、15分もあれば自動化できるのに」と思うこともしばしば。
「こういうシステムがあれば」「もっとシステムの使い勝手がよければ」と嘆く人もいますね。
でも、そういう人たちに声を大にして言いたい。
「自分でツールを作ればいい!!」と。
いつ導入されるかわからない、大掛かりなシステムを指をくわえて待っているより、自分で手を動かして作ればいい。
どんな言語でもいいから一つだけプログラミングをして、簡単なツールを作ってみればいいと。
作ったツールはどんどん使い捨ていいと思います。
でも「自分で作るなんて敷居が高い」という人もいます。
そういう人はとにかく作ってみろ!!!と言いたいです。
作ってみると、意外と簡単です。
最初はコピペでいいんです。
使い捨てでいいんです。
誰かが疑問に思ったことの答えは、大体ネットに書いてあります。
その悩みは、人類で一番最初の悩みではないのですから。
とにかく作ってみてほしいということです。
VBAでもJavaScriptでもPythonでもPowerShellでもなんでもいいから作って慣れることが必要だと思います。
慣れの問題
要は慣れなんですね。
作らないと作れない。
最初の敷居は高く感じるかもしれませんが、一度やってみると、意外と簡単なことがわかります。
そして、一度慣れると加速度がついてきます。
そうすると、ちょっとした作業を自動化するアイディアが浮かんできます。
ちょっとした作業を自動化するようなツール(コード)は、大体使い捨てになることが多いです。
でも、そのコードを溜めておく。
そうすると、いつか別の形で使い道が出てくることがある。
使い捨てのものも溜まると侮れない
ちりも積もれば山となるといいますか、溜まったものは、どこかで何かの役に立ちます。
要は、それがネタ帳みたいなものですね。
そこにあるネタを基に、また新たなネタが生まれる。
それが先ほどの積み重ねという意味です。
効率化・スキルアップにつながる
ツールを作ることは、業務の効率化に直に繋がってきます。
そしてツールを作るということは、作る技術が身に付きます。
業務の効率化をしつつ、スキルアップにつながるんですね。
どんどん作って使って貯めていこう
大事なことは、使い捨てでいいのでどんどん作ることです。
そして溜めること。
これがいいスパイラルを生んでいきます。
大事なのは、「この作業って、人がやる必要ある?」という疑問を持つことです。
仕事や作業は「適材適所」でないといけません。
というかぶっちゃけ、「こんな面倒なことやってられっか!!」という強烈なめんどくさがりな気持ちが大事です。
そう思ったら、ツールを作り始める絶好の機会です。
見よう見まねの使い捨てで、とにかく作ってみる。
最初から厳密なものができればいいですが、人間そんな完璧にできていません。
それに90点を100点にあげるより、20点を80点にあげる方が簡単です。
エラー処理とか、環境構築とか、そういうのは二の次です。
まずは、とにかく動くものを作って、トライ&エラーでいい。
もっとラフに、ツールを作ることが大事だと思います。
という戯言でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。