PowerShellの関数には様々な属性(Attribute)を定義することができます。
その中でも今回は別名(Alias)についてみていきたいと思います。
PoewrShellではAttributeを使って関数に別名を定義することができます。
そうすることで、便利な関数を作成し、
略称などを別名として定義しておけばさらに便利になること請け合いです。
また、Attribute以外にもSet-Aliasコマンドレットを使う方法もあります。
Attributeを使って関数に事前に定義しておく
次のように関数を定義すると、事前に関数に別名を定義することができます。
function Test{ [Alias("TestAlias")] param() "write process here"}
[Alias("TestAlias")]の部分です。
これで、この関数はTestでもTestAliasでも呼び出すことができます。
function Test{ [Alias("TestAlias","Alias2")][Alias("Alias3")] param() "write process here"}
このように、複数の別名を一気に定義することもできます。
[Alias("〇〇")]を複数書いてもいいし、
一つの[]の中にカンマでつなげて書くこともできます。
Set-Aliasコマンドレットを使う
Set-Aliasコマンドレットは別名を定義することができるコマンドレットです。
関数にも使用することができます。
別の関数を定義します。
function Test2{ param() "write process here"}
Set-AliasコマンドレットでTest2に別名を付与します。
Set-Alias -Name "setAlias" -Value "Test2"
すると、setAliasと打つことで、Test2の関数を呼び出すことができます。
実務的には、あまりSet-Aliasコマンドレットで事後的に関数に別名を付与する場面は少ないかも知れません。
PowerShell標準の関数でよく使うものをProfileの中で別名を定義しておく等するといいかも知れませんね。
終わりに
PowerShellの関数に別名を付与する方法を紹介しました。
別名はとっても便利で私も良く使います。
しかし使いすぎると却って覚えておかなければいけないことが増えて混乱するなんてことも。。
要所要所でうまく使っていきたいですね。
では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。