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【Excel Power Query入門】Power Queryエディターで列を分割する

Power Queryエディターを使えば、元のデータに変更を加えることなく、列を分割することができます。

基幹システムから出力された元データは日付がyyyymmdd形式で格納されているため、月ごとの統計がとれない!!というときや、1つの列に沢山の情報が入ってしまっているので、データを解体して、より詳細な分析をしたいときなど列の分割機能が役に立ちます。

単純に分割する

1文字目とそれ以降で分割するときは、列の分割を選択して、文字数による分割をクリックします。

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1文字目とそれ以外に分割したいので文字数のところに1を入力します。

分割は「できるだけ左側で1回」を選択します。

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OKをクリックすると

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列が分割されました。

分割後の列は自動で型が変更されてしまうので、必要に応じて型を戻してあげます。

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yyyymmdd形式の日付を分割する

yyyymmdd形式の日付を分割する手順です。

Power Queryエディターを起動します。

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分割したい列を選択して、ホームタブにある、列の分割をクリック

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文字数による分割をクリック

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文字数に4を指定して、OKをクリック

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日付が日付.1と日付.2に分割されました。

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次にmmddを分割していきます。

日付.2を見てもらうと、先頭の0が削除されているかと思います。

これはPower Queryの機能で、数値として認識されたため、自動で0が削除されました。

そんなときは、適用したステップの変更された型1を削除すれば元通りに戻すことができます。

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同様の手順で日付.2も分割してみます。

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日付.2も分割することができました。

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終わりに

Power Queryで列を分割する手順でした。

日付の分割は若干手間がかかりますね。日付の部分はもっと効率的な方法がないものか。

PowerBIのPower Queryですと、位置で分割機能があるので1回で完了するのですが、いずれExcelのPower Querにも実装されることを願っております。

分析対象のデータがこちらが求める完璧な形で存在することはまれです。

そのため、自分で分析しやすいようにデータを整形する方法を知っておいて損はないかと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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